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動画配信サービスに必要なネット回線速度は?

HuluやU-NEXTといった動画配信サービスを利用するには、必ずインターネット環境が必要です。

最近では、スマホは4G(LTE)が主流になり、自宅に光回線を持っている人も多くなりましたよね。

次世代の5Gが普及すれば、動画配信サービスの環境がさらに快適になることでしょう。

 

 
しば太郎
動画配信サービスをストレスなく楽しむには、インターネット回線速度がとても大切です。

 

「ビデオ再生の途中でフリーズした」

「再生アプリがエラーとなった」

「ビデオのダウンロードに時間がかかる」

これらのトラブルの多くが、ネット回線速度が遅いことが原因として考えられます。

この記事では、動画配信サービスを快適に楽しむために必要な、ネット回線速度について説明したいと思います。

 

ネット回線の基礎知識

インターネットの回線速度についてお話する前に、基本的な用語について、簡単に説明しておきます。

 

ネット回線速度の単位は「Mbps」

ネット回線速度は、「Mbps(メガ・ビー・ピー・エス)」という単位であらわされ、この数字が大きいほど、回線速度が速くなります。

「Mbps」は、「Mega bit per second(メガ・ビット・パー・セコンド)」を省略したもので、1秒間に送受信できるデータ量を表しています。

データ量を表す単位としては、「ビット」より「バイト」の方がピンとくると思います。スマホのデータ通信量が「月〇ギガまで」というのは、「ギガバイト」を省略したものです。

(例)10Mbpsは、どれくらいのデータ量になるの?

「ビット」と「バイト」の関係ですが、「1バイト=8ビット」です。

10Mb(メガビット)は、10÷8=1.25となり、1秒間に1.25メガバイトのデータを送受信することができます。


ネット回線速度の「上り」と「下り」について

インターネットの通信速度をあらわす時、「上り」と「下り」という単語を見たことはないですか?

ここでは、ネット回線速度の「上り」と「下り」について説明します。

 

上り」は送信のこと

「上り」とは、こちらから相手にデータを送信する時の速度を表しています。

写真付きメールを送る、Youtubeに動画をあげる時などは、「上り」の速度が大きいほど、短い時間で完了することができます。

 


「下り」は受信のこと

「下り」とは、相手からデータを受信する時の速度を表しています。

動画配信サービスは、インターネットを通じて、映画やドラマなどの映像データを受信しながら再生しますので、この「下り」速度がとても重要です。

 


「ダウンロード再生」と「ストリーミング再生」の違い

ビデオ配信サービスで作品を視聴する方法として、「ダウンロード再生」と「ストリーミング再生」の2つの方式があります。

「ダウンロード再生」だと、保存したデータで海賊版やyoutubeなどに投稿されてしまう可能性があるため、ビデオ配信サービスの主流は、「ストリーミング再生」となっています。

 

ストリーミング再生とは

ストリーミング再生とは、インターネットに接続して、常に映像データを受信しながら視聴する方式です。

ストリーミング再生は、インターネットに常時つながなければ使えません。そのため、視聴中に通信状態が不安定なときは映像が途切れたりします。

このストリーミング再生において、ネット回線速度が重要になってくるのです。

また、動画はデータ通信量が多くなるため、Wi-Fi環境がない場合は、あっという間にデータ使用容量が上限になってしまうことも……。

 


ダウンロード再生とは

ダウンロード再生とは、映像データをインターネット上のサーバーから、手元の端末に保存して視聴する方式です。

一度ダウンロードして端末に保存すれば、ネットにつながなくても視聴できるので、データ通信量を使うことなくビデオが楽しめます。

ダウンロード再生は、端末にデータ保存のための記憶装置(メモリカード等)が必要で、空き容量を確保しておかなければなりません。

また、動画の場合はデータ量が多いため、通信環境や作品によってはダウンロードするのに時間がかかる場合があります。

 

ビデオ画質もネット回線速度に影響する

再生するビデオの画質も、ネット回線速度に影響します。

なるべくキレイな映像でビデオは楽しみたいですよね。

映像がキレイになれば、データ量が大きくなりますので、より高いネット回線速度が必要になります。

 

ビデオ画質の種類

ビデオ画質には、以下の種類があり、画素数が大きいほど、データ量も多くなります。

 

画 質画素数備 考
SD(480p)720×480DVDビデオと同じレベル
HD(720p)1280×720地デジ(1440×1080)より若干劣るレベル
フルHD(1080p)1920×1080ブルーレイビデオと同じレベル
4K(2160p)3840×2160フルHDの4倍の解像度

 


主な動画配信サービスのビデオ画質

動画配信サービスのビデオ画質は、各社によって違います。主なビデオ配信サービスについて、視聴できるビデオの画質をまとめてみました。

現時点の主流は、SD画質とHD画質であり、4Kビデオの数は多くはありません。

 

動画配信サービス選べるビデオ画質
HuluHD、フルHD
U-NEXTSD、HD、フルHD、4K
dTVSD、HD、4K
AmazonプライムビデオSD、HD、4K

動画配信サービスで推奨されるネット回線速度

動画配信サービスでは、どれくらいのネット回線速度が必要なのでしょうか?

主な動画配信サービスについて、推奨されているネット回線速度をまとめてみました。

地デジと同等の画質でビデオ配信サービスを楽しむには、最低でも下り速度3Mbps以上の回線速度が必要になります。

 

動画配信サービス推奨のネット回線速度(下り速度
Hulu

テレビ、パソコン等:下り速度 6Mbps以上

スマートフォン、タブレット:下り速度 3Mbps以上

U-NEXT

SD画質:下り速度 1.5Mbps以上

HD画質、フルHD画質:下り速度 3Mbps以上

4K画質:下り速度 15Mbps以上

dTV記載なし
Amazonプライムビデオ

SD画質:下り速度 0.9Mbps以上

HD画質:下り速度 3.5Mbps以上

 

ネット回線速度を測定する方法

自宅で使っているネット回線速度はどれくらいなのか?

簡単に調べる方法がありますので、2つほど紹介しておきます。

これらのサイトで確認した「下り回線速度」が3Mbps以上であれば、ビデオ配信サービスを楽しむことができます。

日中と夜では測定結果に差がでます。夜間はネットを利用する人が増えるので、通信混雑が起きて速度が遅くなる傾向があります。

インターネット回線の速度テスト「Fast.com」

この「Fast.com」というサイトにアクセスするだけで、ネット回線速度を調べることができます。

手順①:「Fast.com」にアクセス

⇒ 「Fast.com」にアクセスする

 

手順②:約20秒くらいで結果が表示される

下記のように表示された数値が、ネット回線の下り速度です。また、【詳細】をクリックすると、「上り速度」も確認することができます。


BNRスピードテスト

「BNRスピードテスト」というサイトで、回線のスピードをテストすることができます。

手順①:「BNRスピードテスト」にアクセス

⇒ BNRスピードテスト 画像読込み版

 

手順②:【下り速度テスト開始(ダウンロード)】をクリック

 

手順③:結果が表示される

「平均データ転送速度」に表示されている数値が、下り速度となります。

 

ネット回線速度が遅いと発生するトラブルとその対策

動画配信サービスを利用中に、次のようなトラブルが起こったことがありませんか?

これらは、ネット回線速度が遅いことによって発生するケースが多いです。

 

ビデオ配信サービス利用中のトラブル
  1. 再生中のビデオがフリーズしたり、カクカクして見れない
  2. ダウンロードが遅い、または途中で止まる

 

再生中のビデオが止まる

管理人も経験したことがあるのですが、動画配信サービスを利用してビデオを見ていた時、昼間は快適に視聴できたものが、夜になると時々フリーズするのです。

視聴環境は同じなので、ネット回線速度の低下が原因だと推測しています。

夜間はネット利用者が多くなり、回線が混雑してネット回線速度が遅くなる傾向がありますからね。

また、マンション等の集合住宅では、1つの回線をシェアして使っているため混雑しやすい傾向があります。

 


ダウンロードが遅い

動画配信サービスには、ダウンロード再生という便利な機能があります。

あらかじめ、スマホやタブレットにビデオをダウンロードしておけば、外出先でオフライン再生ができるので、通信料の節約になります。

管理人がビデオをダウンロードする時も、夜にダウンロードする方が、圧倒的に時間が長くなりました。

 


ネット回線が遅い場合の対策は?

ネット回線速度が遅くなる主な原因として、次のようなことが考えられます。

 

ネット回線速度が遅くなる主な原因
  1. ネット回線が混雑している
  2. 無線LANを使っている
  3. パソコン、スマホのメモリ不足

 

ネットの回線速度が遅い場合の対応ですが、ユーザー側でできることは限られています。

 

ネット回線が混雑している場合

この場合、インターネットの回線業者やプロバイダーに問題がありますので、業者を乗り換えることを検討する必要があります。

質の悪い「光コラボ」に変えたら、ネット回線速度が遅くなったという話も聞きますので、ネット回線業者やプロバイダーを選ぶ時は、事前によく調べておきましょう。

光コラボとは、各事業社がフレッツ光の回線を借りて提供しているインターネットサービスのことです。

 


無線LANを使っている

無線LANは、電波が届きにくい場所では通信速度が遅くなったり、不安定になったりします。無線ルーターの性能にも左右されます。

無線LANから有線LANに変えると、通信が安定して回線速度が改善される場合があります。

 


パソコンやスマホのメモリ不足

パソコンやスマホのメモリーが不足していると、インターネットの速度が遅くなる可能性があります。

パソコンに関しては、メモリーを追加することで対策することができます。

 

ネット回線速度まとめ

動画配信サービスを快適に楽しむには、ネット回線速度が大切なことをおわかりいただけたでしょうか。

地デジと同等の画質でビデオ配信サービスを楽しむには、最低でも下り速度3Mbps以上の回線速度が必要になります。

まずは、自宅のネット回線速度がどれくらいなのかを確認しておきましょう。

 

ネット回線速度まとめ
  • 動画配信サービスの利用には、ネット回線速度が重要
  • ネット回線速度は、「下り回線速度」だけ確認しよう
  • 日中と夜間では、ネット回線速度に差がある